「重症歯周病には手術の方法があります」その実体験、費用や術後の経過について!

歯周病は重症の場合、フラップ手術という手術をする方法があります。

簡単に説明すると、
「歯茎をメスで切り裂いて歯周病に冒された歯をきれいにして糸で縫う!」

聞いただけで、ちょっと怖いですよね。
私は先日初めて、フラップ手術を体験しました。

重症の歯周病の方でこの手術をご存じない方、あるいは、検討されている方、
これから受ける方に参考になると思いますので、説明します。

☆フラップ手術とは

私も、歯茎をメスで切るなんてやりたくなかったんですが、
歯周病を治す「最終手段」と言われました。

これをやらないと、歯が脱落。
入れ歯かインプラントにするしかないということで、
もうやるしかなかったわけです。

でもちょっと前までは、歯周病でこういう治療方法があるとも知らなかったわけです。

近所の一般的な歯科では、目に見えるところのプラークや歯石しか取らないので、
歯茎の中は歯周病がどんどん進行してしまったのでした。

もっと早く歯茎の中のプラークや歯石取りの方法を知っていたら、
手術までしなくても済んだわけです。

歯周病が進行している方、私のようにはなってほしくないので、
歯周病の正しい治療方法を知って、治療を受けてください。
詳しくは次の記事を参考にしてくださいね。

すでに歯周病が重症の方。
できるだけ自分の歯を残すために、この手術の手段も検討されてください。

フラップ手術の方法は

○歯ぐきをメスで切り、歯の根元と歯を支える骨(歯槽骨)から剥がして
歯全体がよく見える状態にします

○見えるようになったところで歯の汚れを取り除き、歯をツルツルにします

○歯周病に侵されて歯にくっつかなくなっていた歯茎を切除して、元気な歯茎を出します。
○歯槽骨の形を確認して、手術後に悪影響を及ぼしそうな部分を削り、きれいに整えます。

なお歯槽骨は、歯周病で溶けていますが、その残っている形によっては、一部再生する可能性があるようです。残っている歯槽骨の壁の形の状態があるようで、○○壁性だと再生する可能性が高いらしいです。(詳しいことは先生に聞いて下さい)

○全てが終わったら剥がしていた歯ぐきを元の位置に戻し、綺麗に縫い合わせます

○傷口の保護のために歯周包帯をつけて終了

図にすると次のような感じです。

出典:渡部久著「歯周病」を一部改変

☆フラップ手術の実際

○私の場合全部の歯が重症なので、全部の歯を手術する予定です。

○でも一度にはできないので、6ブロックに分けて、1ブロックずつ行います。

○今回、下の前歯6本のフラップ手術を受けました。

○麻酔 これは抜歯の時と同じですが、抜歯のときより広範囲に麻酔です。
数分で唇がしびれ、唇から下あごの感覚がなくなってきました。
顎は動かせます。

下唇を触っても、他人のもののよう。
顔面麻痺の人とか、脳梗塞後遺症の麻痺の人はこんな感じかなと思いました。

○手術 麻酔が効いている間は、当然何をしているかわかりませんでしたが、
前述の歯茎切開・切除・歯の成形・縫合をしていたわけです。
歯をきれいにしていたのは振動でわかりました。

途中、オペした院長が歯科衛生士に、溶けた歯槽骨を実際に見せながら、
「これは骨再生しないとか、再生する可能性がある」とか説明していました。
全部再生して欲しいと思いましたが・・・

最後に縫っているのがわかりました。
ガムのようなもの(歯周包帯)で術痕を固定しているのもわかりました。

手術は約一時間ほどで終了。
さほど長い感じはありません。
手術中、口を開けているのも、力を入れて開けていたわけではないので、
特につらくありませんでした。

○麻酔が切れて 下唇や顎の感覚徐々に戻ってきました。歯茎の術痕もじわ~っとした
痛みはありましたが、がまんできないほどではありません。

○しかし 夕食、柔らかい物も噛もうとすると痛くて噛めません。手術していない奥歯で
噛もうとしましたが、それでも手術した下前歯にひびいて噛めません。
結局、やわらかいものをほぼ丸呑みの様な感じで食事しました。

夜間も、術痕がじわ~と痛んで、たびたび目が覚めました。痛み止めは効いてない感じ。

○翌日消毒で再受診 本当は、術痕を保護しているガムのようなもの(歯周包帯)は
1週間後に取るらしいのですが、1週間後には受診できないことを伝えると、
手術の翌日に歯周包帯をはずすことになりました。

○術痕を見てちょっとショック
手術痕は、歯茎が恐ろしく下がっていて歯全体がむき出しのような感じ。
歯茎もぐちゃぐちゃ、歯もぐらつくようになっている感じ。
これは回復するのかと不安がつのりました。

でも「下がった歯茎は回復しません。」との無慈悲な返事。でも、歯を失うよりはよしとしなくてはいけません。歯茎はもどらなくても、傷はきれいにはなると思います。

○食事は、1日2日と経つに従って、徐々には噛めるようになってきましたが、歯茎がむき出して、硬い物、刺激物はダメです。
時間が経てば、さらに回復してくるとは思いますが、私の場合、あと5回も手術を
しなくてはいけないので、ちょっと憂鬱です。

☆フラップ手術の費用・保険

フラップ手術には保険がきいて、
歯の本数で値段が変わってくると思いますが、
今回6本のフラップ手術で、11、760円。

私は共済保険に加入していますが、保険適応になるようで、
手術費用の保険金が支払われます。

☆まとめ

重症の歯周病は、現在の医療ではたぶん、フラップ手術以外に有効な方法はないと思います。(かなり重症だと抜歯せざるを得ませんが)
歯周病の薬物治療をしているところもありますが、薬物治は補助的な治療方法で、進行した歯周病の改善はできません。

フラップ手術はつらい手術ではありませんでしたが、私のように本数が多いと治療の回数や期間がかかります。歯茎が下がったりデメリットもありますが、歯を失うよりは、進行した歯周病は有効な治療方法だと思います。

ただし今の日本では、進行した歯周病をフラップ手術を含め、きちんと治療できる歯医者が極端に少ないようです。100件に1件とか、1000件に1件あるかないかと言われています。でも、歯を失うよりは、歯周病をきちんと治療出来る歯科医を探した方がいいと思います。

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