正しい歩き方の足のつき方を解説!踵着地はNG!

からだの使い方


正しい歩き方って言うと、ほとんどの人が踵から着地して
足先で蹴って歩くってイメージをもっていますよね。

わたしは、長年武道や整体や自然療法の指導や治療をしている治療師です。

その正しいって言われる踵着地の歩き方で、からだを痛めている人を
たくさん見てきています。

踵着地の歩き方は、人体力学的に見ると、あまり効率のよい歩き方ではありません。
逆に効率が悪く、からだを痛める歩き方です。

今回は、踵着地の歩き方の問題点と、
正しい歩き方の足のつき方を解説します。

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1.踵着地の問題点

(1)踵着地の衝撃

厚労省が推薦する、理想的な歩き方って

「膝をまっすぐ伸ばし、つま先を上げて、踵から着地する」です。

逆に、足裏全体を着けてベタベタと歩き、膝を曲げて歩くと膝を痛めるんだって。

本当かなあ?

素人が考えたって、膝を伸ばして、踵から「がーん」と地面に着地した方が
膝への衝撃が大きいんじゃないかなと思いますよね。

ちょっと高いところから、飛び降りるとき、
踵からがーんと飛び降りませんよね。

足裏全体と膝のクッションを使って飛び降りると思います。

平地を歩くとき、毎回毎回踵着地をやっていたら、からだにはものすごく負担になります。

まだ、若くて元気があるうちはいいかもしれませんが・・

実際、私たちの診療所に来る患者さんで、
中高年になって踵や足裏や膝を痛めてくる人って、
踵着地の歩き方の影響も大きいと思います。

マラソンのケニアのトップランナーは、
NHKスペシャルでやっていたけど、つま先から足裏全体で着地し、
しかも膝を曲げて着地していました。

足裏全体で着地で、足裏のアーチ構造で衝撃を吸収
膝を曲げることで、衝撃を吸収。
これが、誰が考えたってからだにやさしい歩き方だと思います。

踵着地って、絶対衝撃が大きいと思うでしょう。

(2)踵着地はブレーキ

もう一つ、

膝を伸ばして踵着地って、
進行方向に対して突っ張り棒をかっているようなものだから、
歩くのに、実はブレーキをかけています。

せっかく前に進むのに、突っ張り棒でブレーキをかける。
効率悪いですよね。

矛盾していると思うでしょう。

ブレーキをかけているので、
今度は足先で蹴って、
一生懸命からだを前に進めようとするわけです。

これは、誰が考えても効率が悪い。

こんな歩き方が、正しい歩き方だと推奨しているって、どういうわけでしょうか。

2.正しい歩き方の足のつき方

正しい歩き方は、まずからだへの衝撃が少ないということ。

つまり

着地の時は足裏全体で着地し、
膝を軽く曲げ、

足裏のアーチ構造と膝のクッションで、
着地時の衝撃を抑えること
です。

また、正しい歩き方は効率がいい歩き方で
ブレーキをかけない歩き方です。

じゃーどうやって歩くかっていうと、簡単に言うと「腰から歩くんです。」

つまり、

右足から歩く場合、
今までだと、右膝を伸ばして右踵を着いて
右足裏をローリングさせるようにしながら、からだを前に運び、
逆の左踵を着けて歩いていました。
あくまでも、足が先に動いて、そのあとにからだを動かしていました。

でもそうではなくて、

腰から歩くとは、

足は先に出さないでまず、

腰を前の方に重心移動させます。

そのままだと前に倒れてしまうので、
自然と左右どちらかの足が前に出ます

そのとき、
膝を軽く曲げて足裏全体でふんわり着地します。

さらに腰を前の方に重心移動させてると、逆の足が自然と出るので、
その足でふんわり着地します。

腰から重心移動させるようにして歩くことで
正しい足のつき方ができるんです。

腰と脚が一緒に出る感じで、脚にはまっすぐに体重がかかります。
踵着地のようなブレーキがかからないから、スッスと速く歩けます。

慣れないうちはぎこちないですが、
慣れるとからだに負担が少なく、
とてもスムーズに歩けます。

是非試してみてください。理にかなった、お勧めの歩き方です。

歩き方については、次の記事も読まれると、より理解が深まると思います。

◎まとめ

正しい歩き方とされている踵着地は、足や膝や腰に衝撃がかかり、歩行にブレーキもかけているのでたいへん効率の悪い、からだを痛める歩き方です。

正しい歩き方の足のつき方は、腰を先に重心移動させて、そのあとに足がついていく感じで、
足裏全体がふわっと地面につく歩き方です。
この歩き方は、足也膝や腰にも衝撃が少なく、歩行にブレーキもかけない効率的な歩き方です。

今まで正しいとされている踵着地の先入観を捨てて、是非試してみてください。

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